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気楽に借金VSシビアに貯金、どっちが幸せ?

報道によると、  貯金をしなくちゃ! 何のために……と考えると、将来への不安が少しでも軽くなるからだろう。

 

ところが、その不安が軽いかどうかは、どうも「貯金のある/なし」だけでは決まらないようなのだ。

持ち家+貯金1000万円でも不安でたまらない!


 貯金額1000万円、千葉県に新築マンションを持つ沢田隆さん(仮名)。普通の人から見れば十分に立派だが、本人の表情は冴えない。

「子供の頃からお年玉を使わない貯蓄体質でした。30代半ばで既に住宅ローンを完済しましたが、やっぱり老後を考えれば、いくらお金があっても足りないと不安でたまらない。

 厚生年金の支給開始年齢の引き上げもあるし、いや、もらえる確証もない。最低でも60歳までに5000万円は貯めたいと思っています。僕は基本的に日本という国と他人を信用していないのでしょうね(苦笑)」

 襟を正す思いだが、沢田さんの節約生活はさながら「修行僧」と表現したくなる。例えば……。

「一日使える金額は1000円までと決めている。会社にお茶、弁当持参は当然。飲み会は基本断るけど、どうしても外せない場合は事前に極力浪費は抑えるようにして、一度決めた支出のラインは越えないようにしています」

 基本は自宅と会社の往復で、唯一の趣味といえば、お金もかからず達成感も味わえる登山。つらくはないのだろうか?

「確かに独身生活で風邪をひいたときに孤独感は募るし、楽しそうに飲む同僚を見て羨ましくもなる。でも、遊びは老後からでも十分」

借金500万円でもノン気なもの


 沢田さんが働きアリならば、某人材派遣会社に勤める菅野賢一さん(仮名・40歳)は自由気ままなキリギリスだ。根っからのギャンブル狂で自称「借金王」。その借金総額は一時期700万円に!

「幸か不幸か一流企業に勤めているので、消費者金融も快く貸してくれる。10年間ぐらい自転車操業で、毎月40万円の給料の半分近くを返済に充てていました。同僚は高級外車を乗り回しているのに、俺だけが『荘』がつくボロアパートで取り立てに怯えて、カップ麺をすする日々だなんて、さすがに涙が出ましたよ(苦笑)」

 女性の家に転がり込んで耐え忍んだ生活も「あれは青春だった」と遠い目で語る。30歳過ぎてどうにか返済額が残り200万円台になった頃に「債務整理」の存在を知った。

「過払いですべての借金が帳消しになり、同時期に恋人もできて1年後に結婚。人生の再出発を図ろうとしたら、今度は会社でネットギャンブル関係の案件を任されてしまって。『試さなきゃ仕事に生かせないよね』と自分に言い訳して始めたのが運の尽きで(苦笑)」

 気づけば借金は再び500万円にまで膨れ上がり、返済額の多さで首が回らず遂に妻にもバレてしまう。

「三行半を突き付けられるも土下座で謝り倒して、どうにか妻の貯金で半分は返済しました。まだ200万残っているけど、妻との共働きなので5年後には返済できるんじゃないかなー」

 菅野さんはキャッシュカードを含めてすべて奥さんの管理下に置かれてはいるが、「そのほうが家族も僕も幸せ。妻という良きパートナーがいるから、借金にも明るく立ち向かえる」と呑気に笑った。

アリとキリギリス、どちらが幸せ?


 一方、広告会社に勤める加藤拓哉さん(仮名・38歳)も、親の借金500万円を背負ってはいるが、表情は明るい。

「育ててもらった恩返しと思っているので、親子仲は悪くありません。手取り30万円から月々5万円近くの返済を続けるのは確かにつらいけど、独身だからどうにでもなります」

 支払いで給料前のひもじい食パンだらけの生活になるが「責任のない独り身だから貧乏も耐えられる(笑)」とも語る。

「僕には借金があり家族を養うのは難しいから、数年前に結婚は諦めたら随分と心が楽になりました。行きつけのバーがあるから話し相手には困らないし、自宅で好きな映画を観ながら一杯も悪くない。どうしても寂しい夜は格安の風俗で人の温もりを補っています(笑)」

 現在の貯金額はゼロ。もっと節約すれば返済は早そうな気もするが、「それはつらそうだから無理ですね」と笑う。

 当然、借金はゼロ、貯蓄は多いに越したことはない。だが、老後のために修行僧のような貯金生活を過ごすのと、借金があっても日々をお気楽に過ごすのと、死に際に幸せだったと思えるのは一体どちらの人生なのだろうか……。

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