過払い金返還請求:山田の被災者、東京の貸金業者提訴 過払いなのに元金返済請求「救済名目で不当要求」 /岩手
報道によると、利息制限法の上限を超える高金利で返済を続け、過払い金が発生していたにもかかわらず、被災者救済名目で元金の一部返済を持ちかけられたとして、山田町に住む40歳代の男性が、東京都の貸金業者「CFJ合同会社」と同社役員を相手取り、過払い金の返還と慰謝料計約140万円の支払いを求める訴訟を、盛岡地裁宮古支部に起こした。
4月26日付の訴状によると、男性は同社から02年3月〜09年3月までの間に、計約203万円を借り入れ。利息制限法を超える29・2%の年利で、震災直前の昨年3月2日までに計約362万円を返済した。
その後、男性は震災で自宅を失い、返済は一時中断。今年3月になって、同社から簡易書留で通知書が届き、元金92万円と遅延損害金約12万円が未返済であると知らされた。同月下旬には、同社の担当者が電話で「当社としても被災者を支援するいろんなものがある」などと話し、「元金の約1割(9万2000〜3000円)を支払えば、残りの元金全部と遅延金は当社の方でかぶります」と持ちかけたという。
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