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名目の多い銀行の手数料

報道によると、 実は、銀行の手数料の徴収項目が2003年はわずか300種類でしたが、現在は3000種類に達し、数年間で10倍になっています。たとえば、小額口座の管理費、パスワードのリセット手数料、銀行カードの損失料、SMS通知料金などなど様々な手数料です。

 

小額口座の管理費って口座残高が9ヶ月連続で300元(約4000円)未満だと、逆に50元(450円)の口座管理費を取られるそうです。

 商業銀行のサービス価格を規制し、金融消費者の合法的な権利、利益を保護し、商業銀行業務の健全な発展を促進するため、中国銀行業監督管理委員会、中国人民銀行、国家発展・改革委員会がこの間連合で『商業銀行サービス価格管理方法』を公布しました。この実施によって、34項目の手数料が削除されました。暗証番号のリセット手数料や請求書のプリントアウト手数料などが含まれています。

 昨年8月、上場銀行12行は、2011年上半期の決算を発表しましたが、純利益の総額が4244億4700万元(1元=12円)で、そのうち、手数料による純収入は2057億4300万元、純利益の半分を占めています。

 昨年、国際金融危機の影響を受け、中国の経済界も苦境に立たされ、成長率が停滞しました。その中で、すでに決算を発表している上場銀行数行は、昨年の収益が40%から50%増加し史上最高となっています。

 銀行の暴利の根本的な原因は、貸出金利と預金金利の差が大きいことにあるということです。この金利差益が銀行の主要な収入であり、利益の源です。中国の上場銀行16社における、2011年の第2から第4四半期の金利差益は1億2000万元(約14億4000万円)で、営業収入の80%を占めています。5大国有銀行では70%、株式制の商業銀行では90%という結果となっています。つまり、銀行収入の70%から80%が金利差益によるものです。

 現在、銀行預金の1年定期の利率は3.5%です。国の統計データによると、2011年のCPI(消費者物価指数)の総平均値は前年より5.4%上昇しており、銀行の預金者は事実上、損をしています。しかし、1年から3年の貸出金利は6.65%で、5年以上になると7.05%となっています。

 預金者からは、銀行は低い預金金利で預金を受け入れ、一方、融資の顧客に対しては、高い利子を課して、銀行が高い収益を得ます。だから預金者は、もし少しでも良い利回りが欲しければ、預金を他の投資に回す以外に方法はありません。なぜなら、中国の全ての商業銀行は、同じ基準金利を適用しているからです。融資の顧客も同様で、先日来、話題になっている浙江省温州の民間金融のように、もし銀行の融資を利用しなければ、更に厳しく融資金利も高くなります。

 一方、中国では金融改革が進められていますが、未だ十分な競争が成り立つレベルに達していないため、消費者と金融機関の地位は不平等です。つまり、銀行が絶対的な価格決定権を持つ一方、消費者は自分の収益を維持することが困難になっています。

 中央財経大学金融学院教授である郭田勇氏は、中国の銀行業界の市場独占は「相対的独占」だと言います。中国の銀行による市場参入はまだ完全に門戸が開かれたわけではありません。銀行業界はその門戸を開けたいから開けるというのではなく、許可証はありますが、まだ開いていないという状態で、そのハードルは高いです。

 いくつかの大手国有銀行の市場占有率は極めて高く、合計の70%から80%に達しています。しかも、大手国有銀行は銀行の手数料価格を調整する際も互いに結託しています。これらの大手銀行が市場占有している範囲が非常に大きいため、消費者は受動的な立場に立たされています。

 独占的な利益を吐き出させるということから言えば、現在の制度的な利益の保証を弱めることや、民間企業による銀行業への参入を認めるということになるんでしょう。前者については金利自由化の議論につながりますが、銀行間の預金獲得競争の中で自由化ニーズも高まっており、人民銀行もその導入を度々提起しているから、これは早晩生じるものでしょう。

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