東日本大震災:二重ローン問題 借金減免、手元金500万円まで可 被災者の再建支援
東日本大震災の被災者が住宅買い替えなどで新たな借金を抱える「二重ローン」問題で、借金減免の手続きを示す「個人版私的整理ガイドライン」の運営委員会は25日、過去の借金を減免してもらう場合に手元に残せる現預金を、従来の99万円から最大500万円に増やす方針を発表した。被災者の生活再建を支援する狙い。
私的整理は、銀行などから住宅ローンや事業ローンの返済を自己破産せずに減免してもらう制度。一定額を超える現預金は返済に充てる必要があり、従来は99万円(義援金は除く)しか手元に残せなかったが、増額で住宅買い替えなどに使え、再建を後押しできる。
20日現在、債務整理の手続きに入ったのは102件。このうち、25日には2件(ともに自動車ローン)に初めて適用された。問い合わせは私的整理ガイドラインコールセンター0120・380・883。
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