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武富士:集団訴訟 県内から原告60人、1億5000万円請求へ /和歌山

報道によると、昨年10月に倒産し会社更生手続き中の消費者金融「武富士」の経営者一族を相手取り、全国の元債務者が損害賠償の集団訴訟を30日、東京地裁に起こす。

県内からは60人の原告が参加し、約1億5000万円を請求する。提訴を前に取材に応じた原告らは「集団で結集することで、より我々の声が届きやすくなる」と意気込んでいる。【岡村崇】

 和歌山市内に住む無職の男性(65)は1986年、武富士から20万円を借りた。母親の入院費用などで出費がかさんだためだったが、それ以来、約20年間にわたって利息を返済してきた。昨年10月、武富士の倒産をニュースで知り、クレジット・サラ金問題に取り組む「あざみの会」に相談し、約530万円の過払い金があることに気付いたという。

 男性は過払い金の全額返還を求め、家族には打ち明けずに訴訟に参加した。「過払いは確かに存在する。もし戻ってこないのであれば法律が間違っている」と憤る。

 また、同市内の主婦(64)も武富士の倒産まで過払いしていたとは思いもしなかった。パートで稼ぎ、返済を続ける日々だった。「借りたお金は返さないといけないとの一心だった。テレビのCMなどでよく見ていたし、武富士を信用していた」と話す。過払い金約730万円を請求する。

 武富士は倒産後、韓国の大手消費者金融の支援を受け会社更生手続き中。集団訴訟では、取締役だった故武井保雄氏の長男、次男と、妻の3人を相手取ることにしている。

 第1陣原告が提訴した後、8月ごろに第2陣の提訴が予定されている。さらに集団訴訟とは別の類似訴訟も各地裁に提起される見通しになっている。

 全国訴訟で和歌山弁護団の事務局長を務める岡正人弁護士は「第2陣までに100人の参加を想定する。過払いに関する心当たりがあれば誰でも相談してほしい」と呼びかける。訴訟への参加など問い合わせは、岡本法律事務所、岡弁護士(電話073・436・5517)まで。

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