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「武富士」ブランド残った!韓国ノンバンク買収の狙いは?

報道によると、昨年9月に経営破綻し、会社更生法手続き中の武富士。再建の行方が注目されているが、とりあえず「武富士」の名を存続させながら事業を再構築することになった。

スポンサーになった韓国系ノンバンクの思惑が反映された格好だが、今回の再建は「今後の消費者金融の再生モデルになる」(銀行関係者)とみられるだけに、業界関係者が向けるまなざしは熱い。

 武富士の会見が開かれたのは6日。弁護士の小畑英一管財人は、債権者が届け出た金額のうち約1兆5000億円を返済すべき債権と認めたが、残る300億円については訴訟で争うことになると説明。スポンサーに決まった韓国の消費者金融最大手A&Pフィナンシャルと、4月下旬に買収契約を結んだことも明らかにした。

 今後は再建に向けて事業の仕組みや、債権者に対する返済率などを決めた上で、7月中旬までに東京地裁に再生計画案を提出することになる。

 再建に向けての注目点のひとつは、A&Pフィナンシャルが「武富士」ブランドを維持したい意向にあることが分かった点だ。

 四半世紀にわたって業界トップの座にあっただけに社名は全国に浸透している。継承する背景には「社名を変えると、看板の付け替えや広告宣伝の変更など多額の経費がかかる。それに固定客もいるので、これを逃す手はないとA&Pはソロバンを弾いたのではないか」(貸金業関係者)との見方が強い。

 会見では、なかなか実態が見えないA&Pフィナンシャルの一端も紹介された。

 出席した関係者によると、代表者は40代で、管財人は「大変情熱を持っている方との印象を受けた。会社として、日本での消費者金融事業経験はない」と説明する。

 もうひとつは、再建の基本計画案が会社分割方式にある点だ。武富士の商号を引き継いで再スタートする事業承継会社と、債権者に弁済する会社に分ける。

 「この方式を地裁が認めれば、他の消費者金融大手も同様の手段で生き残りを目指す可能性がある」(事情通)という。

 承継会社のほうは、貸金業法に沿って金利20%以内で融資するので、過払い金請求は発生しない。弁済会社も、新生武富士が支払える過払い金は3%程度になると見られている。スポンサーになるA&Pが大きな損失を抱えるリスクは低い。

 メガバンクグループ傘下の消費者金融大手アコムやプロミスは、2011年3月期決算で1000億~2000億円近い最終赤字を出した。

 メガにとっては関連子会社の赤字は、自らの首を絞めかねない。武富士の再建案が認められれば、消費者金融の再生に願ってもないアイデアとなる。

 来月には武富士とA&Pフィナンシャルがそろって記者会見するが、注目の1日になりそうだ。

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