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アコム・プロミス、過払い金請求増え赤字に 11年3月期

報道によると、消費者金融大手のアコム、プロミスの2011年3月期連結決算は大幅な赤字となる見通しだ。武富士の経営破綻をきっかけに、顧客から過去に払いすぎた利息(過払い金)の返還請求が増えたためだ。

両社は大手行の傘下にあり、銀行の業績に影響を与える可能性が高い。


 三菱UFJフィナンシャル・グループ系のアコムの最終赤字は2000億円台、三井住友銀行系のプロミスが1000億円弱となるもよう。最終赤字はアコムが2期連続、プロミスが2期ぶり。

 両社がそろって赤字になるのは、利息返還請求が膨らんだ07年3月期以来となる。09年末に成立した事業再生ADR(裁判外紛争解決)に基づいて経営再建を進めているアイフルも小幅な赤字になるもようだ。

 これらの赤字は、昨年9月に武富士が会社更生法の適用を申請したことがきっかけとなった。武富士の顧客は2月までに利息返還を求めていないと返金の権利を失ったため、同じような事態の発生を恐れる顧客が返還金の獲得を急いだためだ。3社への返還請求件数は2月に合計4万7000件と過去最高を記録。3月も高止まりし、実際の返還金は1社で月間100億円前後に増えた。

 現在、それぞれ2000億円前後の利息返還引当金があるが、足元の請求増加ペースを踏まえると積み増しが不可避と判断したもよう。必要な引当金の規模は監査法人と精査中だが、アコムが2000億円前後、プロミスが数百億円規模を積み増す可能性がある。

 両社の赤字は大手行の経営に打撃を与える。特に影響が大きいのは子会社のアコムに約4割出資する三菱UFJと、プロミスを約2割の出資で持ち分法適用会社としている三井住友銀だ。アコムとプロミスの赤字は両銀行の出資比率分だけ、最終損益の減益としてはね返る。三菱UFJは11年3月期決算で800億円超、三井住友銀も200億円近くの減益要因になる可能性がある。

 ただ両行は業績に既に織り込み済みとみられ、現時点で通期の予想を修正する予定はない。住友信託銀行はアイフルのメーンバンクの役割を担うが、資本関係がないため業績への影響はほとんど出ないとみられる。

 焦点は消費者金融の業績が反転するかどうかだ。三菱UFJと三井住友銀は11年3月期決算での資本支援は見送ったが、今後も追加支援が必要となる可能性もある。アイフルも経営が一段と悪化すればADR計画を見直す可能性があり、その場合は住友信託銀も影響を受けかねない。これらの銀行には12年3月期も引き続き経営の重荷になる。

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