消費者金融大手の苦境続く~武富士・アイフル・プロミス・アコム
報道によると、「過払い利息」の返還負担や新規制が重くのしかかり、消費者金融大手の苦境が続いている。武富士は資金確保に苦しみ、アイフルは私的整理の一種「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」での再建に関して、債権者の足並みがそろわず、手続きは難航しそうな雲行きだ。
武富士の苦境ぶりがはっきり分かる。向こう1年間の本業による資金流入と手元資金の合計が2000億円程度なのに対し、同時期に返済期限が来る負債は最大1890億円に上る見通し。
社債700億円の減免や先送りを要請し、保有する貸付金や不動産を
証券化することで資金を調達する計画もあるが、
貸し付けが満足にできない状況は長期化するとの見方が強い。
アイフルはADR手続きで約70の金融機関に債務の返済猶予を要請したが、
外資系金融機関が債権買い取りを要求。応じなければADR成立に同意しない
構えを見せているという。まとまらなければ法的整理の可能性もあるという。
総量規制が来年6月に導入されるのを前に、10年3月末の貸付残高は、
1年前より2割程度減る見通しだ。
本業である利息収入が減る上、過払い返還金も高止まりし、
メガバンクを後ろ盾に持つプロミスやアコムも安泰とはいえない。
アコムは過払い利息返還に備えた引当金が他社に比べて少なく、
プロミスは、店舗や人員の削減など抜本的なリストラ策で出遅れており、
年内の策定を急いでいる。
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