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ヤミ金融の隠れ蓑

「門倉貴史の眼光紙背」によると、

高級時計のレンタルを通じて金を貸すという、新たなヤミ金融の隠れ蓑があるそうです。(元記事

==以下引用==

全国で100万人近くに上る多重債務者(消費者金融業者などから5件以上の借り入れをしている人)(08年9月時点における金融庁の推計値)を狙ったヤミ金融が横行している。03年に「ヤミ金対策法」が施行されてから、ヤミ金融の被害は減ったと言われるが、実際には姿を少しずつ変えて、いまだに暗躍しているのだ。

ニュータイプのヤミ金融にも様々な手口があるのだが、最近では、出資法の金利規制を逃れるために、レンタル形式で取り立てを行うヤミ金融業者が出てくるようになった。このビジネスモデルは、法律の隙間をついた非常に巧妙な手口となっている。

ヤミ金融業者は、まず大阪や東京といった大都市の繁華街に高級時計や貴金属を取り扱うレンタル店を出す。
高級時計のレンタル店の場合、多重債務者が店を訪れると、1日あたり3000円程度の値段で、カルティエ、ロレックスといった高級時計をレンタルする。レンタルする際には、この時計を質草にして近くの質屋でお金が借りられることを示唆する。

実は、この質屋はレンタル店とグルになっているのだ。多重債務者はなぜ一見何の変哲もないレンタル店を訪れるかといえば、レンタル店が新聞の折り込みチラシなどでお金が借りられることをにおわせる微妙な文言を入れておくからである。

多重債務者が質屋を訪れて、高級時計を質入れしてお金の借り入れを申し込むと、レンタル店とグルになっている質屋は10万円程度のお金を貸してやる。

すると、多重債務者は、レンタル店に対しては毎日3000円のレンタル料を支払っていくことになる。また、質屋からは時計を担保にお金を借りているので、質屋に対しても法外な利息を支払っていかなくてはならない。つまりは、二重の取り立てに苦しむことになるわけである。

ここで注意する必要があるのは、質屋は貸金業者とは異なるという点だ。貸金業者の場合には、出資法の上限金利(年利29.2%)が適用されるが、質屋の場合には、質屋営業法に基づいて、最大で年利109.5%の利息を合法的にとることができてしまう。
 
では、仮に多重債務者が利息の返済をすることができなくなって、高級時計が質流れしてしまった場合はどうなるのか。

その場合、レンタル店は、多重債務者に対して高級時計の賠償金の支払いを要求してお金を取り立てる。レンタルする高級時計がホンモノではなくて安いニセモノの場合もあるのだが、多重債務者に弁償させる場合には、本物の時計の値段を提示する。

このビジネスモデルでは、レンタル店、質屋それぞれが単独に行っているビジネスを見る限り、そこに違法性は存在しない。合法的に多重債務者から巨額の暴利をむさぼることができてしまうところに恐ろしさがあるといえよう。

08年2月には、神戸地裁で、このビジネスモデルはレンタル契約ではなく、実質的な金銭消費貸借契約にあたるとして、全国で初めて違法性が認定された。


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